大阪城東福音教会

私の信仰

「主を見上げて」


主の御名を賛美いたします!

♫私は山に向かって目を上げる 私の助けはどこからくるのか
私の助けは天と地の造り主 主なる神様から来る
君は一人誰かを求めている それが誰かは知らないだろう
君の心を満たしてくれる人は 君を造られたお方♫

秋の高い高い空を見上げて、この賛美を口ずさんでいます。

 イエス様を知る前、私は確かに、自分のことをすべて知る大きな存在、そんな誰かを探していました。自分はどういう存在なのか分からずひとり悩んでいた学生時代。そんな時「にっこり笑って、神様はあなたのことを愛していますよ !」と空を見上げて笑っている人が描かれた本に出会い、その後、聖書を通して教会に導かれ「神様」がイエス・キリストであることを知りました。

 洗礼を受け「信仰の導き手」であるイエス様を信じ、教会の先生方、兄弟姉妹と共に恵まれた信仰生活をおくっていた二十代。仕事も楽しかった。伴侶が与えられ三人の娘にも恵まれた三十代。父が突然倒れ旅立ってしまったこと、辛いこともあった。娘二人が中学校に通うことが出来ず、ただただ祈り見守っていた四十代。主の恵みによって大阪城東福音教会に導かれ、再び教会生活を送ることができた。長女の結婚、孫の誕生、日本とフランスを往き来する短期留学中の次女、三女が就職自立して子育て終了?頼りない親の私たちと大好きな祖父母たちのことを心配してくれるほど頼もしく成長してくれた娘たちに喜びを与えてもらい、また心配もした五十代。私達の力では解決できないとイエス様に祈り続けていた長年の問題がいつしか解決した。

 思い起こせばどんな時も、すべての私の歩みに確かにイエス様は共にいてくださいました。そして「信じなさい」と語ってくださり、平安と希望が与えられてきました。そして今六十三才、お陰様で元気に過ごしています。数年前から高齢者施設で介護の仕事をしていますが、そこでは「待つ」ことの大切さを日々教えられています。業務に急かされ、ついつい介護者のペースになってしまって、その方に寄り添う介護が出来ていないことがあります。しかし、その方の最も良いタイミングを「待つ」とその方自身の持てる力が発揮されスムーズに動くことが出来て、介護される側も介護する側も笑顔になります。

 こうして今までの歩みを振り返る中で、イエス様が私のことをずっと変わらず愛してくださっていること、信仰生活において牧師先生方の教えや祈りによって、また兄妹姉妹との主にある交わりによって励まされ、今まで出会ってきた多くの方達が私と私の家族を支えてくださっていたことを、もう一度深く知ることができました。原稿を書くということ、それは慌ただしい生活を送っていた私にとって、静まってイエス様のことを思う良い機会が与えられたのだと心から感謝しています。

♫いつも共にいてくださる、素晴らしいイエス様♫