大阪城東福音教会

私の信仰

「神様に守られている喜び」


  近 くの公園の桜の木々の葉は、
  緑色から黄褐色、
  赤褐色の葉が目立つ ようになった
  つい昨日まで、
  青々した力強い緑の光を放っていたのに
  春になり枝一杯に花を咲かせ、
  夏には新緑の葉を一杯開かせていた のに
  いつの間にか冬支度を始めていた
  楓は、
  もうすぐ血の色のように赤くなるだろう
  いつも木々を見ていると、
  自分の人生を振り返って、
  また苦い思い 出が甦る
  いろんなことがあった
  いつのまにか、老いを感じる歳になり、
  力強さがなくなり人生の終 盤へと
  向かっている実感が圧し掛かる木々は、
  神様が与えられた大いなる営みの中、
  長い冬を耐えて、
  ま た来年花や葉を開かせ復活するだろう
  公園の木々のように、
  青々した力強い葉は
  もう開かすことができな いが、
  私も主の力を一杯受けて
  神様の大いなる営みの中、
  からだは衰え 老いても
  精一杯光を放つものとなりたい

  「あなたがたの光を人々の前に輝かし、
  そして、
  人々があなたがた のよいおこないを見て、
  天にいますあなたがたの父を
  あがめるよう にしなさい」
         (マタイ 5章16節)

  これからの人生、
  召されるその日まで主とともに
  栄光のなかを歩め ますように

 通勤の途中にある公園の10月ごろの様子を詩にしました。
 この公園は、私の子供たちが通いそして卒業した中学校の前にあります。
 長女が卒業してもう20年の歳月が流れて、ついこの間、末っ子の卒業式がありま した。
 前を通るたび長女、次女、三女それぞれ子供たちの父親だけの入学式、卒業式を思 い出し、やりきれない思いが甦ります。でも、ふと今の自分に目をやると大きな問題 や悩みもなく、豊かな神様の恵みの中を歩んでいることに気づき感謝が溢れてきま す。娘たちも子の親になり生き生きとして、とっても明るい人生を歩んでいます。主 は、過去をも変えてくださりました。
 しかし、がむしゃらに歩んだ道も気がつくと、子供たちも成長してもう定年退職の 年齢になり、これからの人生の目標や希望を見失ってしまいそうです。大きな問題や 悩みもなく贅沢なことです。
 神様の大いなる営みの中で公園の木々は20年も経った今でもあの時と同じ佇まい をして変わることがありません。もうすぐ卒業式、入学式の時期になり枯れた桜が枝 一杯に花を咲かせます。私もこれからの人生の残された時を希望に溢れた歩みができ るように主に祈り期待して歩んでいきたいと思います。