大阪城東福音教会

聖書の学び


「祈をささげるのは、主のあわれみによる」
ダニエル書9章1~19節


 少年時代にエルサレムからバビロンに捕囚されたダニエルは、およそ80才となった時、預言者エレミヤの書から捕囚の期間は70年[エレ29:10]である事を悟りました。そして、その期間がまもなく満ちる事を知ったダニエルは主なる神にざんげと願いの祈りをささげたのです。彼はまず先祖の犯した罪を悔改めました。それは①主の目に悪を行った②主の言葉にそむいた罪です。このような罪に対する主の報いは、「遠い国に攻められ、知らない国に移される」[申28:36,49]と既に警告されており、その通りとなったのです。彼はざんげの後に赦しを願いました。正義の神はあわれみ深いお方でもあり、裁くだけではなく神に立ち帰る者には赦しを与えて下さる[申30:2,3]からです。これは新約の時代を生きる私達にも当てはまります。罪ある者(神に背き、人を愛さぬ者)には必ず裁きが臨みますが、悔改めの祈りをささげるならば、キリストの十字架の贖いで罪赦され、主はまことの約束の地(天の故郷)へ我らを連れ帰って下さる[ヘブ11:13-16]のです。