聖書の学び
「神の国での過越の成就」
ルカによる福音書22章14~16節
十字架の苦しみを受ける前に弟子達と過越の食事された際、イエス様は「神の国で過越が成就するまでは…二度と、この過越の食事をすることはない」と語られました。神の国での過越とは何を意味するのでしょうか。旧約聖書の出来事は新約聖書の雛型(イエス・キリストの証し)です。過越の祭は、イスラエルの民がエジプトでの奴隷状態から神の力強い御業によって救い出された事を記念する祭ですが、これは後に来る真の過越(神の小羊イエス様の十字架の血潮により、救いのしるし[黙22:44]をを身につけた者が、罪の奴隷から解放され終末の裁きの際に魂の滅びが過越されて永遠の救いに入る事)の雛型と理解できます。この真の過越の恵みと天国での宴会に与る事のできる人は①信仰者[マタ8:10,11]②主イエス様の声を聞いて心の戸を開く人[黙3:20]③礼服(イエス様の血で洗われた白い衣)を着た人[黙22:11-13]となり、これらを継続する人[黙3:3-5]です。即ち誰でもどのような状態の人でも受ける事のできるこの永遠の救いにただ感謝します。