聖書の学び
「人の道は自身によるのではない」
エレミヤ書10章22~24節
南ユダ王国(イスラエル王国がソロモン王の罪により北イスラエルと南ユダに分離して誕生)にはその不信の罪(神への背信と偶像礼拝)のために裁きの時(強国バビロンによる侵略)が訪れました。神は預言者を遣わして何度も警告を発し、悔改めの機会を与えられたのにユダの人々は聞き従わず、自分の思い通りに生きる道、自分の利益を優先する道(神を愛さず、人を愛さない道)を進み続けたからです。しかし、ひとたび神の御手が動かされると、南ユダに下った裁きのように、人間の計画などひとたまりもないのです。確かに神は人間に自由意志を与えられたので、私達は何でもする事ができますが、アダムとエバが誤った選択をした[創3章]ように、全ての事が益になるわけではない[1コリ10:23,24]事を知りましょう。一方、まことの神がなさる事は万事が益となる[ロマ8:28]のですから、エレミヤが完全に正しいお方の御言によって「私を懲らして下さい」[エレ10:24]と求めたように、私達も日々御言を通して真の益(天国)を得る道を歩む者でありましょう。