聖書の学び
「神の御旨を第一とする」
マタイによる福音書26章36~46節
主イエス様は十字架にかけられるために逮捕される前にゲツセマネの園で切なる祈りを三度ささげられました。それは三度とも「御心のままに」との祈りでした。人は自分の願うところを神に祈りますが、それが神の御心とは異なる場合もあります。しかし神の御心が最重要かつ最善の道なのです。キリストの十字架もまた私たちを救いに導く神の御旨であり永遠の昔から定められた唯一の道だったのです。イエス様ご自身もそれを承知されており[ヘブ10:7]、十字架後の復活についてもたびたび弟子達に教えておられ[マタ20:18,19]ました。では何故イエス様は「この杯(十字架)を過ぎ去らせて下さい」と祈られたかと言うと、一つの答えは、弱い私たちに正しい模範を示される[1ペテ2:21]ためです。だから私たちもゲツセマネの祈りのように「御心のままに」と告白しつつ御言(御旨)を行う者[ヤコ2:21,22]となりましょう。神の御旨に従った願いは聞かれ[1ヨハ5:14]、御旨を行う者には天国に入る[マタ7:21]との栄光の恵みが約束されているのですから。