聖書の学び
「やみから光へ」
使徒行伝26章12~23節
第三回伝道旅行の後、エルサレムに到着したパウロは、そこでアガボの預言通り[使21:11]にユダヤ人達に捕えられ殺されそうになりました。しかし、ローマの千卒長の介入によりパウロは命を保ち、その後の裁判で自らローマ皇帝に上訴した事で彼のローマ行き(これは主の御心[使23:11])が決定しました。そこで総督フェストは皇帝に告訴理由を知らせるためにアグリッパ王と共にパウロを取調べました。弁明を許されたパウロは、自分がかつてはクリスチャン迫害者であった事、天からの光を受けてイエスこそが主であると知って回心した事、全ての人に福音を伝えて彼らを「やみから光へ、悪魔の支配から神のみもとへ」と導けと天から告げられた務めを実行してきた事を大胆に証したのです。まことの光はキリストご自身[ヨハ1:1-9]で、滅びの闇から私達を救うお方です。パウロが天から光を受けたように私達も御言から光[詩119:130]を受ける事ができます。彼を手本とし、聖書の御言を純粋に教え[使26:22,23]、自分に与えられた務めを忠実に果す者となりましょう。