大阪城東福音教会

聖書の学び


「みわざを忘れた民といつくしみ深き主」
詩篇106篇


 主なる神は救いの道を備えて万物を創造[詩104]し、アブラハムを選んでとこしえの契約を結び彼と子孫(イスラエル)を数々のみわざで守り導かれ[詩105:1-23]ました。更に奴隷となったイスラエルの民を偉大な奇蹟でエジプトから脱出させ、約束の地への途上においても「紅海を分け」「天からのパン」「岩から水」等の奇蹟で導かれた[詩105:24-詩106]のです。偉大なみわざを見た民は神を信じて賛美したものの、まもなく恵みを忘れて自分達の欲望を起して神を試み、モーセに反逆し、偶像を作り拝する等、主の御約束にそむく言動を繰り返したのです。義なる神は罪を見過されず悪人を撃ち滅ぼされました[ナホ1:3]が、とこしえに絶えることのないいつくしみ[詩106:1]を施される神は心から悔改めた者を何度も助けられました。私達は、これらの出来事を教訓とし、主から受けた恵みを忘れぬよう感謝の祈りを捧げる習慣を身につけ、罪を示されたならすぐに悔改め、何度でも赦して下さる[ルカ17:3,4]主の許に立ち帰る者となりましょう。