大阪城東福音教会

聖書の学び


「わたしは罪を犯しました」
ルカによる福音書15章11~32節


 天の神が人として地に来られた目的は、罪人(神の目には全ての人が罪人[ロマ3:27])を招くため[マタ9:13]でした。そのイエス様は、人が悔改める時、天で大きな喜びがある事を譬(たとえ)話で教えられましたが、一つは放蕩息子の譬です。弟息子は父から財産を分けてもらい、世の快楽を求めて家を出ましたが、そこで放蕩に身を持ち崩しました。その時、彼は父を思い出し、「私は罪を犯しました」と告白して家に帰り、父は悔改めた息子を喜んで迎えたのです。これは、世を愛して御許を離れ去る人をも神は見捨てず、悔改めの機会を備えて下さる譬です。一方、兄息子は長年父に従い仕えましたが、謙遜[ルカ17:10]を伴っていませんでした。彼は弟の帰宅を喜べず[ロマ12:15]、また父の恵みに気付かず[ルカ15:12,31] 不平を口にしたのです。これは神のそばに居ながら、日々の恵み(神と共に歩む事こそが永遠の命への道)に気付かずにいる人の譬です。もし二人の息子にあなたが該当するなら、心から悔改めて主に喜ばれる者となりましょう。