聖書の学び
「すべての物は主から出る」
歴代志上29章14~19節
ダビデ王には主なる神のために家(神殿)を建てるという大きな志がありましたが、主は彼ではなく、その子ソロモンにその務めを命じられました。[歴上22:8-10] そこでソロモンによるこの事業のために、ダビデは力をつくして金・銀・鉄・木・石などの備えをし、イスラエルの民もまた喜んで多くのささげ物をした[歴上29:2-9]のです。しかし、ダビデはこれらのおびただしい物資が誰から出た物であるかを知っていました。「この多くの物は皆あなたの手から出たもの、皆あなたのものです」[歴上29:16]と彼が主に祈ったように、全ての物質や権威(位,主権、支配、など)は主が与えて下さったもの[コロ1:16]なのです。この創造主は私たちにも様々な役割を与えておられ、ダビデのようにただ自分の役割を正直かつ忠実に行うなら、その先に全く同じ祝福[マタ25:21,23]を約束して下さっています。それは寄留地[歴上29:15]を去った後に帰る場所(天国)です。主から受けた全ての恵みを主の栄光のために用い[ロマ14:6-8]、共に天の故郷に帰りましょう。