聖書の学び
「『ニネベは滅びる』とのメッセージ」
ヨナ書3章
ナザレ近郊出身の預言者ヨナは、ニネベ(イスラエルの敵国アッスリヤの首都)に行って「四十日を経たらニネベは滅びる」との主なる神の言葉を叫び伝えました。ニネベの町の悪がはなはだしかったので神が裁きの宣告を下されたのです。するとニネベの人々は大きい者から小さい者まで断食をして悔改めました。ニネベの王も町中に「悪い道を離れよ。神はみ心を変えて滅ぼされないかも知れないから」との布告を出したのです。(おそらくヨナはバプテスマのヨハネが叫び伝えた[ルカ3:7-9]ように「悪を悔いて、正義と公正を行え」との宣教も行ったと思われる)このようにしてニネベの人々が悪い道を離れた時、神は災いを下すのをおやめになりました。(敵国の救いを不服としたヨナとは違い)神の御心は、どんな悪人も悔改めて御許に立ち帰る事[エゼ33:14-16,2ペテ3:9]だからです。「ニネベは滅びる」は厳しいメッセージですが、神が命じられた御言を躊躇してはいけません[2テモ4:2]。「滅びる」との御言が、ニネベを「救い」へと導いたのです。主の御言を心から褒め称えます!