聖書の学び
「少女は眠っているだけである」
マルコによる福音書5章21-24節&35~43節
会堂司ヤイロが病で死にかかっていた12歳の娘に手を置いていただきたいと願い出た時、イエス様はその求めに応じて彼の家に向われました。その途中で娘が死んだとの知らせを受けましたが、イエス様は気に留めずヤイロの家に到着し、嘆き悲しんでいる人たちに「子供は眠っているだけである」と宣言されました。これは少女の肉体は死んだが、魂は安らぎ(眠り)の中にある事を言われたと理解でき、ラザロの復活の時[ヨハ11:11-13]と同様です。そして人の魂をも支配されるイエス様は少女の霊を呼び戻され[ルカ8:55]、子供は生き返り、多くの人々が信じたのです。聖書を調べると信仰者が肉体の死後に眠る場所はパラダイスであり、そこは後の復活と永遠の命が約束された[1テサ4:14]所です。しかし信じない者の行き先は黄泉[ルカ16:23]であり、最終的には第二の死(魂の滅び)[黙21:8]に至るのです。神の御心は全ての人の魂が生きる事であり、私たちにも不思議な方法で救いの道を示しておられます。疑わずに、ただ信じて命を得ましょう。