聖書の学び
「信仰によって、共に励まし合う」
ローマ人への手紙1章1~17節
使徒パウロは第3回伝道旅行中にこの手紙を書きました。訪れた事がないローマ教会を、パウロがどうにかして訪問したいと願っていた理由の一つは純粋な福音を伝えたかった事でした。彼らの中には救われるには行いが必要との教えを持つ者たちもいた[ロマ3:20]ため、パウロは誰でも御子(イエス様)を信じるだけで①十字架の身代りで罪赦され②やがて御子の復活と同じ姿に変えられるとの御子に関する真の救いの福音を知らせたかったのです。そして理由の二つ目はパウロからローマ信徒に霊の賜物を分け与えて励まし、逆にローマ信徒の信仰姿勢を通してパウロも励ましを得たかった事で、それは手紙執筆から約3年後に意外な形で実現しました。パウロが囚人の身分でローマに移送され、それを伝え聞いたローマ信徒が囚人パウロを出迎えてくれたのです。パウロは神に感謝し勇み立った[使28:15]と記録されています。同様に教会の信徒は皆がキリストの体であり各自は肢体[1コリ12:26,27]です。私たちも互いに信仰によって祈り合い、支え合いましょう。