聖書の学び
「救いを待ち望むすべての人々に」
ルカによる福音書2章36節~38節
生後40日の幼な子イエス様は、聖書の定めに従い、両親に連れられて主の宮を訪れました。そこにはアンナと言う女預言者がいました。彼女は若くして夫を亡くし、その後、高齢(84歳)となるまで、神に自身の生涯をささげ、昼も夜も宮を離れずに断食と祈をもって神に仕えていた人でしたが、神はこの時、彼女に恵みを施し、救主に出会う機会を与えられたのです。このお方こそが、人々が待ち望んでいた約束の救主[ミカ5:2]でした。彼らの望みとは、救主が「永遠の王位に就き、国を治め」[詩89:3,4]、「永遠の命を与え」[ヨハ5:39]、「新天新地で平和の国を創造する」[イザ65:17-25]との聖書の約束です。アンナの断食と祈は、救主降臨への備えとも考えられるので、彼女は世界初のアドベント(待降節)実践者とも言えるでしょう。そして、この救は、神が全ての人に与え、またご計画された恵み[テト2:11&伝3:11]です。アンナが救主のことを人々に語り聞かせたように、主イエス様に出会った私たちもこの喜ばしい知らせを周りの人々に伝える者となりましょう。