大阪城東福音教会

聖書の学び


「全能の神が下さる永遠の恵み」
エレミヤ書32章36節~41節


 2023年11月19日の礼拝メッセージはエレミヤ書32章36節~41節から「全能の神が下さる永遠の恵み」と題して遊津兄が語りました。  南ユダ王国のエルサレムがバビロン軍に取り囲まれ、陥落が目前に迫っていた時、主なる神の言葉が預言者エレミヤに臨みました。それは「いとこが所有する畑を買取れ」との命であり、エレミヤはその言葉に従いました。この命令の意味は、後の日に人々が再びこの地で土地の売買を行うようになる事の雛型でしたが、エレミヤには敵の手に落ちた地を再び売買する日を容易に想像できませんでした。しかし、神は「私にできない事があろうか」と宣言し、事実、不従順の民(南ユダ)にバビロン捕囚の裁きを下された後、彼らを再びこの地に連れ帰られた[エズ1章]のです。この回復は全ての人に対する神の永遠の契約の雛型[エレ32:40&31:33,34&ヘブ10:11-18]で、それは一つの永遠のいけにえ(キリストの十字架)により、キリストを信じる者は滅びに至る罪が完全に赦され、その心に宿った聖霊が神と人を愛する思いを起させて下さる永遠の恵みです。エデンの園を追放された罪人がきよめられて天の故郷に帰る日[創3:24&出26:31&マタ27:50,51]が必ず来るのです。