聖書の学び
「神の御言葉は天からの雨のよう」
イザヤ書55章8節~11節
天から降る雨や雪が地上で作物を実らせてまた天に帰ると同様に、主なる神の口から出る言葉もむなしく神に帰るものではなく、神の命じた通りにその御心を必ず成し遂げます。この聖句は、神の言葉である聖書の預言が必ず実現する事を意味していますが、また御子イエス様が神の御心を地上で忠実に全うされた事を指すものとも理解できます。すなわち「その名は『神の言』」[黙19:13]と称されるイエス・キリストは、天から地上に下り(神が人となられて[ヨハ1:1,14])、福音(十字架と復活)の御業を成し遂げて(神の御心を成就して)、天の御座に帰られた事に関する預言とも解釈できるのです。この福音の成就は、神が約束された変らない確かな恵み[イザ55:3]であり、御子を信じる者は誰でも(追放された[呪いの]地から)出てきて、(キリストの血潮の代価で贖われた者達に)約束された平安の地([祝福の]天国)へと導かれる[イザ55:12]のです。さあ今、悪を離れて赦しの神に立ち帰り[イザ55:6,7]、ともに主の恵みの内に入る者となりましょう。