聖書の学び
「なぜ神の宮を捨てさせた」
ネヘミヤ記13章4~12節
神に対する不信と偶像礼拝の罪で、ユダヤの民はバビロン捕囚の身となりましたが、哀れみに満ちた神は70年後に(エレ29:10成就)、不思議な方法[エズ1:1-4]で民をエルサレムに帰還させ、神殿を再建させられました。更に神はネヘミヤの心に働き、彼を城壁再建の任に用いられました。工事を始めると敵(トビヤら[ネヘ2:9])は、様々な手段(脅しや騙し)で妨害を謀りましたが、彼は神の助けを得て52日間でその事業を成し遂げました。喜んだ民は、神の戒めを守り行うと誓いました[ネヘ10:30-39]が、(ネヘミヤ不在中に)事件が発生しました。大祭司エリアシブが敵(トビヤ)と縁組し、捧げ物の保管部屋を敵に与えた事で、民は捧げ物を止め、宮の務めをなすレビ人への報酬が滞り、レビ人は宮を離れ去ったのです。それを知ったネヘミヤは部屋から敵の物を投げ捨て、清め、レビ人を持ち場に戻し、捧げ物等全てを回復させました。今も敵は信仰を奪おうと狙っています[1ペテ5:8]。私達も常に命の御言に照らして、除くべき悪は捨て、清い信仰を回復する者でありましょう。