聖書の学び
「あなたの祈が聞き入れられた」
ルカによる福音書1章5~13節
祭司ザカリヤとエリサベツ夫妻は神の御前に正しい人でしたが、老年になっても子がありませんでした。ある日、神は聖所で務めをしているザカリヤのもとに御使を送り「あなたの祈は聞き入れられた…エリサベツは男の子を産む」と告げられました。彼はかつてそのために祈っていたものの、今の自分達の年齢を考えた時、その言葉の実現を信じられず「どうしてそんな事が…」[ルカ1:18]と疑ってしまいました。人間の常識では理解不可能でも、全能の神には何でも出来ない事はないのです。神はザカリヤ夫妻の以前の祈りをちゃんと覚えていて下さり、神のご計画に従い最善の時に実現(救主イエス様の道備えのタイミングでバプテスマのヨハネを誕生)されたのです。神はサムエルの母ハンナの切なる祈り[サム上1:16]、奴隷だったイスラエルの民の叫び[出2:23]、悪王マナセの心からの悔改め[歴下33:12,13]を聞かれたように、私達も遜って切なる祈りと願いを捧げるなら、必ず最善の時に最善の答えを与えて下さるのお方です。「すべてのわざには時がある」[伝3:1]