聖書の学び
「知恵は命の木」
箴言3章18節
箴言の大半はダビデの子、イスラエルの王ソロモンが説いたものです。彼は王になる時、主なる神に知恵を求め、主も彼の願いを良しとして、誰よりも優れた知恵を与えられました。箴言が教えるテーマの一つは「知恵を求めて悟りを得よ」ですが、この知恵は主のみ口から出る御言[箴2:6]を意味し、命の木とも表現されています。命の木は、エデンの園[創2:9]、パラダイス[黙2:7]、天国[黙22:2]にあり、その実は魂を永遠に生かす源で、主の御言がまさにそれに該当します。従って御言が教える最も大切な戒め「神を愛し、人を愛せ」[マタ22:37-40]を実践する事こそが、人が永遠の命に至る道であり、ここでは、その具体例として「財産と、全ての産物の初なりをもって主をあがめよ」[箴3:9]、「善をなす力があるなら…人になす事をさし控えてはならない」[箴3:27]と教えています。一方、主の知恵に逆らう者は滅びに至る[箴3:25]と警告されていますから、私達はいつも主の御言に聞き、罪あるなら悔改めて、真の幸いをしっかり捕える者となりましょう。