聖書の学び
「主が共におられるから」
民数記14章4~10節
主はモーセを出エジプトのリーダーとし、彼を通してエジプトに災いを下し、また紅海の水を分ける等の数々の御業を現わして民を導かれました。そして約束の地カナンを目前にして、モーセは12人に地を探らせました。2人(ヨシュアとカレブ)の報告は「主が共におられるから、必ず勝利できる」との信仰的なものでしたが、他の10人は「敵は私達よりも強い」との人間的な報告をし、多くの民も10人に同調して「エジプト(奴隷状態)に帰ろう」と言い出したため、主は不信の民を滅ぼすと言われました。その時モーセが祈ったので、主は民に猶予を与えられましたが、彼らはまたも自分勝手な判断をし、モーセの制止も聞かずにカナンに攻め入り、敵に敗れました。主が不信の民とは共におられなかったからです。私達にとって約束の地は天国で、罪の奴隷状態から脱出して入るべき地です。そのためイエス様は十字架で死に、蘇って天で私達のために祈っておられます[ロマ8:34]。常に共におられる主[マタ28:20]を心から信じ、我らも勝利者[1ヨハ5:5]としていただきましょう。