聖書の学び
「主の復活は大きな喜び」
ルカによる福音書24章50~53節
イエス様が十字架で死なれた事で、弟子達は悲しみに沈みました。「(地上において)イスラエルを救うのはこの人であろう」[ルカ24:21]との望みが失せたと思ったからです。彼らは「十字架につけられ、そして三日目によみがえる」[ルカ24:7]と語られていた主の御言を信じておらず、ユダヤ人を恐れて隠れました。だから彼らは復活のイエス様を見ても半信半疑でしたが、主が40日間に亘って度々現れて下さった[使1:3]事で、徐々に確信へと導かれ、主の昇天に際しては、非常な喜びを持つ者へと変えられていたのです。パウロが最も大事な福音は「十字架と葬り+復活と顕現」[1コリ15:3-8]だと教えた通り、弟子達の心に復活の喜びが芽生えたからこそ、十字架の贖いも全世界に宣べ伝えられたのです。主イエス様は今も生きて共におられ共に働いて下さる[マタ28:20,マコ16:20]お方である事、また再臨の時[2テサ1:10]に、信仰者は復活の主と顔と顔を合わせてお会いし、主と共に永遠に生きるとの約束は、私達にとっても大きな喜びであり希望なのです。