聖書の学び
「霊にまく者とされる」
ガラテヤ人への手紙6章
ガラテヤ教会はパウロの第1回伝道旅行の働きで誕生しました。信徒達はパウロの語る福音(十字架の贖いと復活の命)を聞いて信じ、洗礼及び聖霊を受けましたが、その後ユダヤ人の偽教師達が来て「割礼を受けねば救われない」などと教えたために教会内に信仰の攪乱が起ったのです。それを知ったパウロは信徒達を正しい福音に導き返すために「霊(信仰)と肉(人間の能力や欲望)の比較」を記した手紙を送りました。それは①人が義(神の目に正しい)とされるのは行いではなく信仰による[ガラ3:11]②神の約束の祝福に与るのはアブラハムの信仰を継承する者[ガラ3:29]③霊(愛、喜び…)と肉(不品行、汚れ…)は相容れない[ガラ5:17-23]④結論は、御霊によって歩き[ガラ5:16]、キリストの律法(互に愛し合う)を全うせよとの教えです。霊か肉かの選択結果は、後の裁きの座での収穫「肉にまく者は滅びを、霊にまく者は永遠の命を刈り取る」[ガラ6:8]で明白となります。霊にまく者とされるため、御霊の導きに従い神の御心を喜んで行う者となりましょう。