聖書の学び
「聞く耳のある者は聞くがよい」
マルコによる福音書4章21~25節
イエス様が命じられた「聞くがよい」には「悟りなさい」(詳訳聖書)との意味があります。また続いて命じられた「聞くことがらに注意しなさい」は「どう聞くかに注意」[ルカ8:18]の意味で、量り方に例えられています。すなわち聞いた御言をどの程度の重み付けで受け取るかがポイントなのです。御言の重さは①ゼロ(道ばた)②目先の楽な人生(石地)より軽い③世の欲(いばらの中)より軽いですか。それとも④何よりも重く、最優先(良い地)とすべきでしょうか。ミナの譬話[ルカ19:11-27]のように、イエス様から預かった御言を用いるか隠すかで、後に来る裁きの場で再臨のイエス様から受ける報いは正反対となります。御言に従って歩む人は相当以上の報いを得、御言を全く用いようとしない人は全てを失ってしまうのです。御言に従うとは、「神を愛し、人を愛する生活」であり、これは人々に対する立派な証し(世の光)[マタ5:14-16]となります。この光を覆い隠さぬよう、聞いて悟った御言を生活に適用し、約束の報いに与る者となりましょう。