大阪城東福音教会

聖書の学び


「主の臨在を求める」
出エジプト記40章34~38節


 イスラエルの民が出エジプトして1年後、モーセは主なる神の命じられた通りに幕屋を完成しました。そして彼が中に入ろうとした時、主の栄光が雲として現れて幕屋に満ちたため、入る事ができませんでした。これと同様の「主の圧倒的臨在」は、ソロモンの神殿で[歴下5:13,14]、また天の幕屋においても[黙15:5-8]現われました。いつの時代も、主を礼拝する場所に拝すべきお方の臨在は必要不可欠であり、幕屋の構成からそのための備えを学ぶ事ができます。幕屋を霊的に解釈すると①祭壇(犠牲を捧げる壇)=私達自身を主に差し上げる[ロマ12:1]②洗盤(清めの水)=悔改めて心をきよめる[1ヨハ1:7-9]③パン=魂の糧(御言)を食する[マタ4:4]④燭台=聖霊の油を絶やさない[マタ25:4]⑤香壇=心込めた祈りを捧げ続ける[黙5:8]と言えます。また、聖所と至聖所を隔てた幕はキリストの十字架で取り除かれ[マコ5:37,38]、万人が祭司として主の前に進み出る道が開かれました。主の栄光が満ち溢れた礼拝を求め、共に為すべき備えを致しましょう。