聖書の学び
「わたしたちは何をすればよいのか」
ルカによる福音書3章7~17節
バプテスマのヨハネは、キリストの前に道を備えるべく荒野で悔改めを説き、多くの人々に洗礼を施しました。これは旧約聖書の預言[イザ40:3-5&マラ3:1]の成就であり、彼の説教に心を刺された人達は「私達は何をすればよいのですか」と尋ねました。ヨハネの答えは「困っている人に愛の手を伸べよ」「正義と公平を行え」「自分の所有物で満足せよ」と決して高い次元のものではありませんでした。しかし、世の誘惑に負けてこれらの基準をはずれてしまうのが人間の弱さなのです。そしてヨハネが人々に「悔改めにふさわしい実を結べ」と厳しく教えた理由は、やがてキリストが人々をふるい分けて“麦(実を結ぶ者)は倉(天国)に納め、殻(実のない者)は消えない火(地獄)で焼き捨てる[ルカ3:17]”日が来る事を知っていたからです。これは私達も同様です。もし神の御心(神を愛し、人を愛する)に反した言動(罪)をしているならば①直ちに悔改めて神に立ち帰り②赦された恵みに応答する生活を行い、永遠の希望をしっかりと掴む者となりましょう。