大阪城東福音教会

聖書の学び


「主はわたしの牧者」
詩篇23篇


 詩篇23篇の著者ダビデは、羊飼をしていた少年時代に、主なる神の選びによって、次期イスラエルの王として預言者サムエルの手で油を注がれました。彼は、信仰と聖霊に満ちた楽人、勇者、雄弁な人で預言者でもありました。ダビデは自身の経験も踏まえて、神と人との関係を羊飼と羊と表現しています。[詩23:1-4] 羊飼は羊を養うために牧草地や水のほとりに連れて行きます。羊は羊飼の声について行くなら何の心配もありません。羊が危険な道を進む時も飼主がちゃんと守ってくれるのです。また5節の「私の前に宴を設け」は「天国で主と共に祝宴につく」[マタ8:11,12,黙3:20]、「私の頭に油を注がれる。私の杯は溢れる」は「聖霊が私の魂に溢れるばかりに注がれる」[ヨハ4:14]を意味し、6節の「いつくしみと恵み。とこしえに主の宮に住む。」は「永遠に主と共に天国に住み、そこは悲しみや痛みがなく恵みに満ちた所」[黙21:3,4]との預言です。私たち羊は、ただ羊飼なる主の御声(聖書の言葉)に信頼し、従えば幸いに至るのです。感謝!!