大阪城東福音教会

聖書の学び


「代価はすでに払われた」
ヨブ記33章12~30節


 ヨブは神の目に正しい裕福な人物でした。サタンが神の許可を得てヨブの全所有物を奪い、全身を腫物で苦しめた時も、彼は「神から幸いを受けるのだから、災いも受けるべきではないか」[ヨブ2:10]と信仰に堅く立ちました。しかし三人の友人から「この災いはあなたの罪が原因」と責め続けられた時、ヨブは潔白を証明する中で「自分は正しいが、神が答えて下さらない」と主張してしまいました。そこに一人の若者エリフが登場し、ヨブの間違いを①神は人よりも大いなる者②神は夢・幻の中で、また苦難の日に使者を通して正しい道を教え、救いに導かれると正しました。その後、神の直接の問いによりヨブは己の無知を知り悔改め、神は彼の健康と所有物を回復されました。しかし神の真の願いは魂の救い[ヨブ33:18,28,30]です。それは「すでにあがないしろを得た」[ヨブ33:24]事により、贖い(代価)はキリストの十字架(神の初めからの計画)を指すと言えます。このキリストの証しである聖書[ヨハ5:39]を開き、常に命の道を教えていただきましょう。