聖書の学び
「主イエスが愛されたように」
ヨハネによる福音書13章34,35節&15章12,13節
ある人から律法の中で最も大切な戒めは何かを問われた時、イエス様は「第一は、主なるあなたの神を愛せよ。第二は、自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」(マタ22:37-39)であると教えられました。このように旧約聖書の時代から、神を愛し人を愛する事は、常に変らぬ神の大切な戒めですが、イエス様は弟子達に「新しいいましめをあなたがたに与える。互に愛し合いなさい。」(ヨハ13:34)と命じました。「新しい」とは、「わたしがあなたがたを愛したように」(ヨハ13:35)の部分であり、これは旧約の「自分を愛するように」よりも優れた愛です。イエス様は、創造主なる天の神が遜り地に下って被造物なる人間の姿となった方であり、更には人に仕え、人の為に祈り、私達の罪の身代わりに十字架で命を捨てて下さいました。ここに最大の愛(ヨハ15:13,1ヨハ4:10)があるのです。この大きな愛を手本とし、私達も互に祈り合い、仕え合い、与え合うことで、日々少しずつでも主イエス様の御姿に近づき、神の目に正しい者とならせていただきましょう。