大阪城東福音教会

聖書の学び


「神に義と認められる幸福」
ローマ人への手紙4章1~8節


 「アブラハムは神を信じた。それによって、彼は義と認められた」[ロマ4:3] アブラハムは前2000年頃の人で、75歳の時に栄光の神の導き[創12:1-4]によってカナンの地に移り住み、イスラエルの父祖となりました。彼は99歳(妻89歳)で子がなくても、「あなたを大いなる国民とする」との神の約束を堅く信じ続け、ついに100歳で約束の子(イサク)を得た信仰の人です。人が神に“義”と認められる条件は、その人に少しの不義(罪)もない事です。神はモーセに律法(十戒等)を与えて、これを完遂せよと命じられましたが、罪びとである人間は律法を全うできず[ヤコ2:10]、行いによっては誰も義と認められません[ロマ3:20]。しかし神は一方的な恩恵として、罪なき御子イエス様の命を人間の罪の身代りとして与え、行いはなくても信じるだけで義とされる道[ロマ4:5]を備えて下さいました。信じて義とされた者の罪は完全に消し去られ[ロマ4:7、8]、やがてキリストの復活と同じ姿(朽ちない体)に変えられ、天国でアブラハムらと共に永遠の幸福を得る[マタ8:11]のです。ただ感謝!