聖書の学び
「キリストのわざのために命をかけた人」
ピリピ人への手紙2章25~30節
使徒パウロの第二回伝道旅行で誕生したピリピ教会[使16章]は、ささげ物をしてパウロの福音宣教の働きを支援[ピリ4:15,16]しました。彼がローマの獄に囚われた際にも、教会はエパフロデトに支援のささげ物を持たせてその福音の働きに加わりました。更にエパフロデトは、ローマ到着後に、自身もパウロに仕え、死ぬばかりの大病を患ったほど[ピリ2:27、30]、キリストの働きのために命をかけた忠実な信徒でした。このようにピリピ教会と使者エパフロデトは、神の前で良い働きをしましたが、それを受けたパウロの真の求めは贈物自体ではなく教会信徒達の「勘定をふやしていく果実」[ピリ4:17]だったのです。果実とは、彼らの良い行いに比べて『はるかに優れた神からの霊的祝福』を指し、それは「国籍が天にあり、やがてキリストと同じ姿(朽ちない体)によみがえる[ピリ3:20、21]」、また「正しい者は永遠の命に入る[マタ25:46]」事です。私達もエパフロデトのようにキリストのために自分が出来る事を自分の使命として果たし、霊的祝福の果実を掴む者となりましょう。