大阪城東福音教会

メッセージ

「エノクのごとく」

牧師 大倉 昭元


 ‘92年を迎えました。まずあなたの上に、さらに祝福がありますようにと祈らせていただきます。

 歴史が激動していることは誰もが認めるところです。今年ECが発足することですが、この預言は今から2500年前に預言者ダニエルによって預言されていたことでした。預言とは神様のみ旨が先に明らかにされていくことですが、ECの実現を通して、さらに私たちが終末に生きていることが明らかにされました。このような時代に生きるクリスチャンにとりまして、私はあなたが現代のエノクになってほしいと心から願っています。

 エノクは創世記5章に登場する人物です。65才のとき、子供が与えられ、その時から彼の歩みが大きく変えられていきました。聖書は『エノクは神と共に歩み、神が彼を取られたのでいなくなった』(創世記5:24)としるしています。彼が神と共に歩んだ年数は300年でした。ここでわかることは、エノクはただ信じるという心の変化だけではなく、神と共に歩むという生活の変化を体験していたのです。

 新約聖書に『歩きなさい』ということばが多くしるされています。歩むという言葉のギリシャ語は『ペリパテォー』で『歩みつづける』『生きる』『生涯を送る』『生活をする』という意味があります。確かにエノクは神と共に歩みつづけ、その生涯を神と共に過ごしていったのです。私自身‘90年10月から聖書を通読するという習慣から、新しい読み方をはじめました。聖書をじっくりと読み、神の語りかけを聞くようにしはじめたことです。最初はなれないことでしたが、“神様が今日はどのようなことを語りかけて下さるのであろうか”と期待し、祈りながら、読みつづけました。このことに少しづつなれるに従って、神の語りかけの恵みを体験するようになっていきました。

 毎朝、このようにして神の恵みをうけていく中、そのとき示されたこと、教えられたことをノートにしるしています。また、神の語りかけに対して自分自身どのようにすべきかを考え、実践しようとしていく中で、すごく神を身近におぼえるようになってきました。神様が示されたことをしていることが、神と共に歩んでいることにかかわっていくのです。

 最近の国際情勢をみるとき、わずか1年先も予測することがむつかしくなりました。人々は不安の中に生活していることですが、聖書をしっかり読んで、エノクのごとく神様を証していくものとなろうではありませんか。




*大阪城東福音教会記念誌『福音のしもべ』より城東福音ニュース1992年 1月号を掲載いたしました。