メッセージ
「心の爆発」
牧師 大倉 昭元
大阪堺のダイセル化学工場の爆発(※1982年8月20日ダイセル化学工業(株)堺工場で起きた爆発事故)、続いて四日市での化学倉庫爆発事故(※1982年8月23日の三重県四日市の生川倉庫爆発事故)、四日市で牧会伝道をしておられる中村先生に、早速電話しましたら、真夜中すごい火柱が見え爆風が激しく地震のように感じたとの事でした。町の中に大変危険なものが存在していることに驚かされます。
あなたの街は安全でしょうか。でも、心も爆発することをご存じでしょうか。この機会にあなたの心の点検をしてみて下さい。
或る少女が夏休みの宿題で、母親は一日の内で、いつ頃一番腹を立てるかと、調査したのです。すると夕食の準備にとりかかっている時だったそうです。時間に追われ、忙しく、お腹も空いてくると心に焦りが生じ、チョットした事が、腹が立つ原因になるのです。後で考えてみれば、ほんのささいな事が原因しているのが殆どですが、押える事が難しいのです。
イライラ、ハラハラ、ブツブツ……爆発寸前の方はいませんか。性格だけが、原因ではありません。あなたの心の中に、爆発物が存在しているのです。聖書はそれを罪と言います。罪は自分の思う通りにならないと爆発してしまうのです。そこからくる憎しみ、妬み、好色等がとび出してくるのです。
心の中の罪は取出さねばなりません。キリストを信じると罪に支配される生き方から、人間本来の愛の生き方に変えられるのです。
あなたの生き方は、どちらを求めていますか。キリストを通じて愛の生き方へと変えられようではありませんか。
*大阪城東福音教会記念誌『福音のしもべ』より城東福音ニュース1982年 8月号を掲載いたしました。