大阪城東福音教会

メッセージ

「聖書を読もう」

牧師 大倉 昭元


 永遠のベストセラーといわれ、世界中で最も多い発行部数で、多くの人々に読まれているのが聖書です。

 聖書は大別しますと、旧約と新約からなり、全体で六十六巻からなっています。内容は歴史の初まりである天地創造から始まり、永遠の天国にまでも含んでいるのです。

 聖書を手にして読み始める人は、多いようです、しかし、最後まで読んだ人は、どれだけいるでしょうか。普通の小説の様に、一気で読み切れる量でもありませんし、歴史的にもなじみのうすい中近東のことが中心で、人名、地名が多くでてきますので、しんどくなります。

 聖書を普通の本として読まれるなら、歴史あり詩歌ありとなりますが、それ自体は神の言なのです。歴史を通じて語っておられる神様が、聖書を読むあなたにも語って下さるのです。

 神の言は、じっくり読みこまないといけません。読みつづけていく時、神の言がかならず、あなたの心にひびいて来ます。

 聖書に『神の言は生きていて、力があり』とあります。その時心にひびいてくることは、特別にあなたの信仰に必要なものなのです。

 あなたが一日五分でも、十分でも静まって、聖書を開き読まれるなら、神様の個人的な語りかけを得ることができます。

 これから聖書を読んでみたいと思われる方は是非『明日へのバイブル』(題名は異なるが主な内容は『リビングバイブル』)をご利用ください。

 すでに聖書をお持ちの方は新約の「ルカによる福音書」「使徒行伝」から読み出されるとよいでしょう。その后新約聖書を最初から順番にお読み下さい。聖書を読む秘訣はあなたが一番多くいる処においておくことです。

 次に、一日何章読むかを決めて下さい。読んで感動したら、すばらしいみ言に出合えば、赤線を引いて下さい。また判りにくい処があれば、牧師に電話下さるか、礼拝后にお気軽におたずね下さい。

 秋!読書の秋!聖書をまづ読もうではありませんか。明日へのバイブル(いのちのことば社発行)定価680円、(現在は『リビングバイブル』新約1760円)どこの書店にもあります。




*大阪城東福音教会記念誌『福音のしもべ』より城東福音ニュース1982年10月号を掲載いたしました。