メッセージ
「本当のクリスマス」
牧師 大倉 昭元
クリスマス!この言葉を聞くと何んとなく楽しい雰囲気がただよいます。子供はクリスマス・ツリーをかざり、プレゼントに心はずませる日。ケーキ屋は一年の書き入れ時の日。ホテルでは有名な歌手を招いてのクリスマス・ディナー・ショーが開かれる日。これは本質を忘れた日本的なクリスマスです。では本当のクリスマスの迎え方はどのようなものでしょうか。
クリスマスを漢字で書けば降誕祭となります。イエス・キリストが救い主としてこの世に誕生されたことを喜ぶ日なのです。イエス様が誕生されなければならない理由は今日でも見出すことができます。最近の新聞記事をにぎわすニュースの一つは警察官とゲーム・センター経営者との黒い癒着です。立場を悪用した警察官が一度金をせびると段々ずるくなり、経営者もその代償として情報を流してもらっていたのです。金と欲のからんだ事件で、人間の欲深さ、醜さを見せつけられます。
勿論お金は生活するために必要なものですが、お金が幸せを自動的に生み出すものではありません。でも、今よりもう少しあればより快適な生活ができるのではと考えていると、つい深みに落ち込んでしまうのです。
特にまちがった欲望には抑えがたいものがあります。学校でどれだけよく学んだとしても、社会に出て、人生経験を積んでもチョットしたキッカケで欲に振りまわされてしまうという弱さをお互いが持っているのです。聖書は「人が誘惑に陥るのは、それぞれ欲に引かれ、さそわれるからである。欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す」(ヤコブ1:14~15)と言
弱さを持ちつつも、誰の心の中にももっと正しく、聖く生きたいという願いはあります。イエス様は私達が背負うことができない罪、弱さ、汚れから救うため一つのみ業をされたのです。それは普通の方法で誕生されたのではなく、処女マリヤを通して誕生されました。そのために罪を持たず、一度も罪を犯すことなく成長されました。そのお方が十字架に掛けられて処刑されたのです。罪のないお方がすべての人の罪の身代わりとなり、尊い血を流されたのです。どのような罪で苦しんでいたとしてもこのお方を信じるだけで罪のゆるしを体験することができるのです。
クリスマスの月、もう一度、イエス様が私の罪をきよめるためにこの地上にきて下さったことを信じようではありませんか。その時から、あなたも本当のクリスマスを心からお祝いすることができるようになるのです。
*大阪城東福音教会記念誌『福音のしもべ』より城東福音ニュース1982年12月号のクリスマスメッセージを掲載いたしました。