聖書の人物を訪ねて
エパフラス
コロサイ出身のエパフラスはエペソに滞在して伝道しているパウロの良き協力者です。パウロの伝道 の働きが世界に広まった理由の一つは協力者が多くいたことです。その中でもエパフラスの信仰の忠実
さと主の僕としての生き方は突出していました。
彼はコロサイにいる同郷のクリスチャンのために熱心に祈っています。あなたも同じ教会の人のため 祈るときが多いと思います。エパフラスの祈りは彼らが全き人になるため、キリストの人格に似る者とさ
れることです。教会では人とのつながりに対して配慮がいつも求められます。自分の気持ちや感情を出 せば問題が起こりやすくなります。イエス様は当時のユダヤ人が差別したサマリヤの女の人にも積極的
に会われ、彼女の生活態度の乱れを非難するのではなく、彼女が回心するように導かれました。エパフ ラスはコロサイのクリスチャンがキリストのように、相手をありのまま受け入れる心を大切にしてお互いが
成長するようにと熱心な祈りをしていました。
次の祈りの課題は彼らが神の御旨を確信してしっかり成長してほしいことで、困った時や、病んだ時に ただ悩むのではなく、祈ることです。私は信仰の初期に癒しを体験したことでイエス様は今も生きておら
れるとはっきり確信できました。その確信が私の信仰の土台になりました。あなたが人生に悩み行き詰 る時こそ、「主よ!」と祈る時、あなたは主の恵みと力を体験でき、確信が持てる時となるのです。
エパフラスは自分を主の僕として行動しています。パウロに仕え、すべての人に対して仕えている姿こ そ、この世に対するクリスチャンとしての生き方です。彼のようにキリストの僕として忠実な信仰生活をす
ることが信仰の成長につながっていくのです。私たちペンテコステのクリスチャンは聖霊を受け、さらに満 たされ信仰の向上を求め続ける必要があります。今は終末の時ですので、いつ主が天から信仰者を迎
えに来られても良い準備が求められています。信仰する年数が増すことは恵みですが、それ以上に信仰 の成熟が大切ではないでしょうか。このことは終末に生きる今日のクリスチャンに強く求められることで
す。一人ひとりがキリストの花嫁として信仰を整えられつつ主の再臨を待ち望むことです。
参照 コロサイ 4:12、13