泉のほとり
2024年 7月
良寛さんは江戸時代に生きた僧侶です。「私は何処から来て何処に去っていくのだろう?」(我生何処来 去而何処之)という意味の漢詩を書いています。これを読んだとき、人としての親しみを覚えたものです。何のために生きているのか、自分の存在意義を考えるのは至極当たり前のことです。聖書によれば私たちのいのちは偶然の産物ではなく、キリストにあって天地の造られる前から祝福の対象として選ばれていたことが記されています。(エペソ1章)これは驚くべきことです。み言葉を信じるならば、「何処から来て何処に行くのか」、おのずとその答へと導かれるのではないでしょうか。(I)