大阪城東福音教会

私の信仰

「神のご計画」


 私の母は96歳になり、 現在京都の老人ホームでお世話になっています。2度程教会にきたこともあります。
 最近は寝たきり状態で言葉も出なくなりました。寝ている時間も多くなってきました。
 母のことを思う度に特に思い出すことがあります。
 私は、体があまり強くないほうで3・4歳のころ百日咳か喘息で病院通いをしていました。歩くと咳がひどくなるのでいつも母の背中に背負われ て通っていたことや、母が内職していて本当に貧乏でしたが、ある日玩具屋の前を通りがかったときねだってもいないのに「どれがいい」と聞いて くれて1台のジープのおもちゃを買ってくれました。とてもうれしかったことを思い出されます。
 なぜ60年も前のことが思い出されるのかわかりませんが、何度も何度も母親の背中とジープのおもちゃが思い出され目頭が熱くなり、別れる前 までにイエス様を信じてほしいと願うようになりました。
 仕事が忙しくあまり行くことができずにいましたが、今年の10月に久しぶりに会いに行きました。この日、九里先生が一緒に来てくださいまし た。
 九里先生が母に「神様を信じますか」と言われましたら、頷いてくれました。しばらく姉とも交わって下さり、お祈りしていただき老人ホームを 後にしました。
 母に今までも自分は何かしようと思えばできたはずなのに何もしてやることができず後悔ばかりだったのですが、ただひとつだけ、今回のことで 天の御国へ道が開き、また御国で会える恵みが与えられたと確信しました。
 私と母の神様のご計画は、60年も前から働いておられたことに計り知れない神様を知り心から感謝します。そして今までの重荷をイエス様が 負ってくださったことに感謝します。さらに私が生まれる前からご計画をもって今日まで導いてくださった神様に感謝します。
 これから、私も母も御国に入る準備期間に入ったように感じます。準備ができれば別れの時がやってきます。その時まで信仰をもって臨んでいき たいと思います。

 「みまえにきよく傷のない者となるように と、天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び、わたしたちに、イエス・キリストによって神の子たる身分を授 けるようにと、御旨のよしとするところに従い、愛のうちにあらかじめ定めて下さったのである。」(エペソ1:4,5)